■トゥ・シェイ=マーディン

1/1

43人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ

■トゥ・シェイ=マーディン

   【モデル:前田利家】 皇国歴1536年1月15日生。ノヴァルナ・ダン=ウォーダの親衛隊『ホロウシュ』筆頭を務める。身長175センチ、栗毛の美男子で細身の筋肉質。  冷静で明晰な判断力が持ち味でノヴァルナの参謀役も兼ねており、将来を有望視されている。また当然、身体能力と戦闘技能にも優れ、ノヴァルナの腹心の中でも、最もバランスがとれていると言っていい。ただ欠点がないわけではなく、少々頭の硬い面がある。  マーディン家はナグヤ=ウォーダ家の政務官の家門で、トゥ・シェイが15歳で仕官した当初は筆頭家老、シウテ=リンの配下であった。しかしすぐに政務官の道を進むより、武人の道を選ぶことを決断し、所属替えとなってノヴァルナの『ホロウシュ』となる。  『ホロウシュ』は当時、初陣が近付いていたナグヤ=ウォーダ家長男のノヴァルナの、身辺護衛のために新たに編成されたいわゆる“親衛隊”で、身分は高くないが忠義に厚いベテラン兵士と、将来をノヴァルナ政権の中核として嘱望される新兵で構成されていた。その中でマーディンはすぐに頭角を現し、あとは経験のみの逸材、と高い評価を得るようになる。  そして迎えてノヴァルナの初陣。ところがイマーガラ家の総参謀長、セッサーラ=タンゲンの計略に嵌り、『ホロウシュ』はノヴァルナを守ってマーディンら数名の新兵を残し、全滅してしまう。  その後、ノヴァルナが自ら集めて来た人材と生き残りの新兵の合計20名でで、『ホロウシュ』が再編成されると、マーディンはその筆頭に抜擢され、若くして素人同然の新兵の教育などに、悪戦苦闘している。 【この項おわり】  
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加