■カーズマルス=タ・キーガー

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■カーズマルス=タ・キーガー

   【モデル:滝川一益】 皇国歴1525年10月25日生。陸棲ラペジラル人の武人。外見はヒト種と似ているが、頭髪は鮮やかな紫色をしており、耳朶が僅かにヒレ状になっている。  海中を居住地とする水棲ラペジラル人が、遺伝子操作によって陸上で活動出来るようになった陸棲ラペジラル人。軍事とは無関係な職に就く事がほとんどの彼等の中で、珍しく武人となっている。  祖父の代まではイーセ宙域のシズマ恒星群にある海洋惑星ディーンの海に暮らす、水棲ラペジラル人であったという。当初はオウ・ルミル宙域星大名のロッガ家に仕えていたが、ロッガ家がイーセ宙域の星大名キルバルター家と手を組み、祖父の故郷の惑星ディーンに居留地を構える水棲ラペジラル人を捕らえ、『アクアダイト』の不正産出に使役させ始めたために出奔した。  その後は、かつてシズマ恒星群を支配していたクーギス家の残党である、宇宙海賊『クーギス党』に合流し、密輸される水棲ラペジラル人の奪取に尽力していた。  歩兵指揮能力と情報収集能力に優れ、また無駄口は少ないが人望もあって、ロッガ家を出奔し『クーギス党』に合流する際には、ロッガ家で指揮下にあった陸戦隊(実際は水陸両用特殊部隊)から、多数の部下がついて来ている。  ノヴァルナの妨害によって水棲ラペジラル人の密輸が停止させられた後は、『クーギス党』と連携しつつ、ノヴァルナから『クーギス党』へ要請された銀河皇国中央部周辺の情報収集を、事実上代行している。  イル・ワークラン=ウォーダ家内に『クーギス党』への協力者(正体は家老のサデン=イディナルド)を作り出したのも、カーズマルスの人脈によるものであった。 【この項おわり】  
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