銀河戦国記ノヴァルナ設定集【人物編】

■カダール＝ウォーダ

　【モデル：織田信賢】　皇国歴1533年９月３日生。星大名ウォーダ総宗家イル・ワークラン＝ウォーダ家、ヤズル・イセス＝ウォーダの嫡男。細身で、冷淡な印象を与える鋭角的な顔立ちをしている。家督継承権第一位。

　実際の性格も外見通りで冷酷。直情的であり、被害者意識的な思い込みが激しい。その裏には父のクローン猶子であるブンカー＝ウォーダ(公式的には義弟)の、有能さに対するコンプレックスがあると思われる。
　カダールは決して無能というわけではないが、当主ヤズルが自分よりヤズル自身のクローンであるブンカーを評価していると考えて、このままではウォーダの総宗家の座が自分ではなく、ブンカーに与えられるに違いないと焦っており、それが折りにつけまともな判断力を失わせているのである。

　そしてなお悪い事に、イーセ宙域のキルバルター家、オウ・ルミル宙域のロッガ家、そして銀河皇国の一部の貴族と結託してイル・ワークラン＝ウォーダ家が独断で行っていた、シズマ恒星群に居留地を置く水棲ラペジラル人の密輸(奴隷化と強制移民)を、ナグヤ＝ウォーダ家のノヴァルナに知られて、壊滅的打撃を受けたことで皇国歴1555年８月現在、父親より謹慎を命じられ、その懸念は現実のものとなりつつある。

【この項おわり】