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「萌、落ち着いた?」
一通り笑いを堪えた萌は、肩で呼吸をする程だった。
「華、ごめん、本当ごめんな!」
まあ、仕方無いのかと認めると、華の握る拳は少し弱まった。しかし、その隙をついてか、萌は華目掛けて急接近。萌は、華をガッシリと抱き寄せた。
「ああ、可哀想な華ちゃーん!今晩は、あたいが慰めてあげるからねぇ、お泊まり行きますんで、あたいの体を慰み物にして下されー!」
グラグラと萌に揺さぶられるがまま。華は大きな溜め息を吐いた。
「もう少し、落ち着いたらちゃんと話し訊いてよね、萌」
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