第1章
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第1章
白い壁がある。 ひたすら横に続いている。端まで目視できない。 高さは身長より高い。跳んでも届かないだろう。 壁に手を添えると、ひんやりとして冷たい。 指先だけを付けたまま、壁に沿って歩いていく。 壁の端は、まだ見えない。
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