影法師

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話すべきか迷う、協力者がいないこの町で理解者は欲しいとこだが・・ 三宅を信じていいのかどうか・・・それに知ったことで三宅に何らかの 被害が及ぶということも考えられる 「その顔つきからすると知ったらやばいことなんだな」 松元の友人らしい洞察力だなと驚いた 「その通りだ 知らない方がいい・・」 「松元は知っているのか?」 間髪入れずに聞いてきた 「全てではないが・・」 「ずるいじゃねーか 俺にも教えてくれよ」 笑っていう 鑑識畑の者の中には好奇心の塊のような者が多い、それでいて そういった者は科学的でないものを受け入れる柔軟さも持ちあわせて いると神山は知っている 試しに言ってみる 「三宅さん あんたUFOを信じるかい?」 「まさか宇宙人のしわざなのか! 詳しく聞かせろ!」 真剣な顔で言う三宅に思わず笑ってしまった (合格だな・・) 「わかった、話そう・・聞いてどう思うかはあんたの勝手だ  俺がイカれたデカと思うもよし・・だが聞いたことを誰にも  話さないとだけ約束してくれ」 「わかった!口が裂けても誰にも言わん!」
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