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(一階の店舗内に反応あり、水商売の店舗らしく防音が施されているようで内容までは掴めませんでしたが会話らしき音声あり、ドップラーでも人らしき動きを感知しました)
無線から報告が入った
「よし!そのまま待機しろ!」 無線のレシーバーを握り腰を上げる結城
「全員聞こえたか!これより突入体制に入る!正面入口、裏口に待機してる班はそのまま待機!ネズミ一匹外に出すな! 包囲している3班は裏口ドア前に控えろ!4班は俺と一緒に正面入口よりビル内に入り偵察班と合流する!俺の合図で正面ドア、裏口ドア爆破、突入する!準備せよ!」
各班よりの返答を確認して結城は車から降りた
テキパキと準備にかかる隊員達をを見ながら空を見上げる
相変わらず鴉は旋回を続けていた
「コイツラの動きは偶然なのか?偶然でないのなら、、」
「準備整いました!何時でも突入できます!」
背後からの部下の声に振り向きうなずく
もう一度空を見上げてから嫌な予感を振り払うように踵をかえし無線機のレシーバーを握りしめ声を上げる
「突入班!ビルの裏口前まで進め!正面ドアの班は俺に続け!」
レシーバーをフックに乱暴に戻し、ビル正面入り口の左右に別れて待機している
隊員に目配せをすると全員が手に持った小銃の安全装置を外した
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