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「移動しよう、ここも安全じゃなさそうだ」立ち上がる神山
「じゃあ裏口から外の様子確認してくるわ」あくびしながら軽く言う圭
愛美とみちるの顔を見る
「今から移動するが安全の確認が取れない、、すまない、、」
「謝らないでくださいよ、私のせいで厄介なことになってるんですから」
みちるが申し訳なさそうに言った
「でも走ったり飛んだり跳ねたり、、この服じゃちょっとね、、」
二人ともマンションを出るときに変装のために着替えた服のままだった
「パンツ丸見えになっちゃうね、でも追っかけられたらそれが武器になるかもよ」
笑うみちる
「もう、、みちるってば」苦笑いしながらミニスカートの裾を引っ張り下げる愛美
「しまった!それならママの持ってきてたスケスケショーツ持ってくれば良かったわね」
裏口のある厨房の入り口から顔を出して圭が笑う
「無理です!無理、無理!」激しく顔を振る愛美
「馬鹿言ってないで裏見てきてくれ」早く行けというように奥を指さしながら言う
「りょうかーい」間延びした声で答えながら奥へと姿を消した
「ここを出たら着替えを何とかするからもう少し我慢しててくれ」
「大丈夫ですよー、後ろから追われたらパンチラを武器にしますから!女子高生のパンチラですよ!絶対に効き目ありますよ!」 ウィンクをする満ちるに苦笑いする神山
「もう、なによそれ、、、本当に能天気なんだから」みちるを小突く愛美
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