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「防衛省国防特務課?」圭を横目で見る神山、神山に聞いたことがないと言うように首を振って答える圭
「聞いたことがないな、その国防特務科ってのが一体何の用だ!なぜ銃口を向ける!俺たちは刑事で公務を執行中だ!すぐに出て行け!公務執行妨害だぞ!」
「あいにく俺たちも任務の遂行中だ出ていくわけには行かねーんだよ」
「何が任務だ!自衛隊が国民に向けて銃を向けるのは違法だろ!」
「まぁそこは色々とあるんだよ、悪いことは言わねぇから大人しく投降してくれよ」
「断る!」怒鳴る神山
「まぁ落ち着けって、今ここでドンパチやっても決して表沙汰にはならねぇ、俺は構わねぇがまともにやりあったって勝ち目がねぇのは明白だろ あきらめなって」
神山が何か言いかけた時に入り口より何かが飛んできた、飛んできたものがそのまま壁に激突して落ちた、戦闘服姿の人間だった、ぐったりと倒れたまま動かない
振り向いてそれを見た結城が驚く
「な、なんだ?」 続いて外から悲鳴 「うわぁぁ!」
「撃てぇ!」d入り口の外で叫ぶ声、銃声が炸裂しだした 小銃を連射しながら後ずさり店内へ入ってくる結城の部下
「どうした!何だ!」店内にいた男達が一斉に入り口に向けて銃を構える
撃ちながら店内に入ってきた男が撃ちきったのか弾倉を交換しながら結城の方をみて叫ぶ
「後ろからいきなり!」駆け寄る結城
「ば、化けもんです!」弾倉を交換し終えて銃をかまえ直した時黒い影が飛んできた
人間だった、そのまま激突し二人とも後ろに吹っ飛んだ
「下がれ!」隊員たちに言う結城、全員が入り口に向けて銃をかまえて下がる
銃声が止んだ、静まり返る、、そっと扉の外が見えるように回り込む結城
扉の外に倒れている隊員の足が見える ドアの方を見据えたままハンドサインをだす
壁沿いの隊員たちがトリガーに指をかけたまま足を進める
「こっちへ、、」神山が目配せすると圭は頷いてテーブルの下で伏せているみちると愛美の手を取りそっと店の奥に移動する
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