影法師

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「私情は終わってからにしろ!」壁を殴りつける男に銃を拾いに行かせると神山に言った 「悪いがあんただけ行かせるわけにはいかない、俺達も一緒に行く」 男が小銃を拾い戻ってきた、拾ってきた小銃は3丁、受け取りながら路地裏に目をやり一瞬考える、一丁足りないことに気づいたようだが路地裏に落ちていないとこを見ると先程の隊員たちと一緒に闇に沈んだのだろうと思ったのかもしれない、圭に渡したことは気づいていないようだ 「ここが安全装置だ」サイドに付いたレバーを指して神山に見せた後に小銃を差し出す「持ってろ」 何も言わずに受け取る神山 「さぁ行くぞ」 路地裏より顔を出し左右を見た後振り向いて頷いた後、男が走り出た 後に続く神山、その後ろに先程の男がついたがその目は神山を睨んでいた
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