第1章 アンティーク時計

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青年の名前はトム・ジョンソン 青く澄んだ目元。 端正な顔立ちのトム。 その表情からは 情熱が溢れていた。 そして礼儀正しい好青年である。 ジョンソン家の長男として生まれた トム。 代々、時計職人の家系で家の一部を 作業場として使っていた。 そんな事もあり、トムは幼い頃から 作業場を遊び場として過ごしていた。 毎日、時計に囲まれて育ったと言って も過言ではなかった。 トムは時計の修理の様子を見るのと カチッカチッと言う時計の音が何より も大好きで仕方がなかった。
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