4人が本棚に入れています
本棚に追加
百年の時が流れ 止まったままの腕時計に今再び時が刻まれる。
雪が深々と降る寒い冬の日、1人の青年が橋の上にたたずんでいた。
橋の上には 趣のある古いレンガ造りの店が並んでいる。
建物は細部がカラフルに彩られ、どこかの夢の世界へと引き込まれたかのような美しさだ。
その店の中の1軒に 、アンティーク時計の店がある。
青年はその店のショーウィンドウを食い入る様にじっと見つめていた。
ガラスの向こうにはアンティークのいかにも高級感溢れる時計が飾られている。
青年の目線の先には箱に入った腕時計が有った。
最初のコメントを投稿しよう!