第1章 アンティーク時計

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青年はその腕時計をしばらく 眺めた後、店の入り口に向かった。 木製の重厚な扉を引くと ギギィ~ッ ゆっくりと扉が開いた。 店内には数えきれない程の時計が 並べられている。 カチッカチッ.. チッチッチッチッチッ.... 静かな室内に時を刻む音だけが、 響いていた。 店の奥には、カウンターがあり
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