悪夢

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 電話に出た「ちー」は、ずいぶん嬉しそうだ。  何がそんなに嬉しいのかはわからない。  だけど、無邪気な「ちー」の話を聞いていると、夢のことも気にならなくなっていく。  とはいえ、何か用事があって電話したわけじゃない。  とりあえず、何か話をしなちゃならない。  俺は少し考えてから、 「今度、一緒にどっか行こうか」  と言った。
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