悪夢

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 すると、「ちー」の顔が余計に赤らむ。  その理由はわからない。  だけど、どうやら風邪ではないらしいということはわかる。  心配させやがって……。  俺はそう思いながら、「ちー」の背中をそっと叩く。  そのおかげか、「ちー」の咳が治まる。  それを確認してから、到着したばかりのポートライナーに乗り込む。 「ちー」も俺の後に続く。
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