悪夢

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 俺は、笑顔で「うん」と答える。  きっと、俺は仮面をかぶっている。  表面上の俺と、本当の俺がそこにある。  ふと、あの夢を思い出す。  あの夢の中の俺は、本当の俺なのかもしれない。  俺が気づいてないだけで、俺の本性は酷く残忍なのかもしれない。  それは、俺の意志とは無関係に。  俺が認めたかろうと、認めたくなかろうと。
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