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「神谷くんが秘密教えてくれたから、私のも教えちゃうね」 俺が落ち着いたのと同時に咲原が言った。 「咲原の秘密?」 「うんっ。聞いてもびっくりしないでね」 そんな前置きがあったから、どんな秘密なのだろう? と思った。 「実はね、もし神谷くんが噂通りの人だったら、私これからの学校生活神谷くんとは話していないと思う」 …それは俺の予想の範疇‐はんちゅう‐を越えた、衝撃の言葉だった。
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