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「もう、聞いてよ!102号室の星川さんったら、また"うおぉぉぉぉぉ!"とか言って、叫んじゃってさー!!急にだから困るのよねー。」
「アハハ。きっと、好きなアニメにハマったんでしょうね。じゃあ、また。」
さっき話した102号室の星川さんは、大の美少女アニメが大好きなオタク。
好みの女の子とか、当たりのアニメにはいつも叫んでるらしい。
「佐っ藤さーん。」
「……。」
「コレ、母が。」
「………。」
無言で受け取り。
何も言わずにドアを閉めた。
「相変わらずだな。」
103号室の佐藤さんは、いつも無口で部屋に閉じ籠っている。
多分、あの人が出掛けてる所なんて誰も見た事ないんじゃないかな?
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