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「あ。愛莉ちゃん。」
「近藤さん。こんにちはー。」
「そういえば、今日203号室に新しい人が入るみたいだねー。」
「また、変わった人かな?」
「"また"って。僕達は普通だよ。」
そして、最後の一人。
弱々しく話したこの人は、201号室の近藤さん。
見た目は、普通のサラリーマンで家庭も持っていて唯一まともな人…に見えるけど、実は有名な官能小説の人。
ちなみに、奥さんは有名なエロマンガ家。
この世には色んな人がいるけど、変わった人ばかりいるのはこのアパートしか居ないだろう。
けど、私は意外と嫌いでわない。
※※※
―ピンポーン…
と、インターフォンが鳴った。
「愛莉。出てちょうだい。」
「はいはい。」
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