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あれから、数週間後。
私は、馬の生態を観察するのが日課になっていた。
分かった事は、いくつかある。
一つ目は、馬は私と同じ年なのに一人暮らしだと言う事。
二つ目は、最初は人見知りだから馬の被り物をしてるのかと思ったが、そうでわない。
寧ろ、積極的な人だった。
三つ目は、何処に行っても馬の被り物は外さない。
暑くないのだろうか?
それに、初めて見る人は普通見掛けたらビックリする筈なのに、町の人達は普通だった。
お母さんもアパートの住人達もツッコまない。
てか、皆は昔から知っている様に接する。
会ったことあるのだろうか?
でも、私の記憶には馬の知り合いなんていない。
だから、昔のアルバムを広げたが…やはり、馬は写っていない。
「モヤモヤするっ!だからと言って、聞いたら負けた気がするし…。」
"キィッ!"っとイライラしつつ、ベッドへ寝転んだ。
そして私は、いつの間にか寝ていた。
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