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そして、翌日。
私は補習がある為、学校に向かったのはいい…が。
「最悪!柴先の奴ー…何が、連絡忘れたよ!暑い中、わざわざ来たのに!!」
大股で歩き、私は怒った。
補習がなくなったのはラッキーだけど、ちゃんと伝えろ!って思った。
そんな時。
足に何か躓いて、私は派手にコケた。
「ギャンっ!もー…。」
「あの、大丈夫?」
手を差し伸べてくれたのは、カッコいい男の子だった。
私は、ドキッとした。
「…あれ?もしかして、隆行くん?」
「うん。」
「久しぶりじゃん!コッチに戻ってきたの?」
"隆行くん"と呼ぶ男の子は、私の幼馴染。
そして、元203号室の住人。
物心ついた時から親同士が仲良くて、私達も仲良くなったけれど、小学校の時。
遠くへ引っ越す事になって泣く泣くお別れしたが…。
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