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ミサキの持つ魔法の杖が、ミサキの魔力で黄色く光り輝き、ミサキの魔力がたまったとき、
ミサキは魔法の杖を天にかざし、魔力を解放した。
「行けぇぇぇ!
サンダー!」
ミサキの叫び声とともに、天から雷が落ちてきて、巨大ムカデに直撃した。
「うちの生徒もやるもんだな。
普通の人間では、とても相手にできない巨大昆虫を相手に……」
「でも、うちの生徒で巨大昆虫とまともにやりあえているのは、
タケル、ショウゴ、サヤカ、ミサキの四人だけです。
あとはみんな苦戦ばかり……。
三人がかりで、ようやく一匹の昆虫を足止めするのがやっとです」
「仕方がないことだ。
生徒たちは、まだ兵士の卵。
巨大昆虫が相手では荷が重い」
モーゼス兵士学校の生徒たちが、一人、また一人と巨大昆虫に倒されていく。
このままでは、生徒たちが全滅する恐れすらある。
トウマは戦士の剣を鞘から抜いて、巨大昆虫と向き合った。
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