第3章  第一難は平等に

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「いやさ、実は俺も、そのイメージコンセプトには疑問が浮かんだんだよね。 そしたらこのお嬢さんがね、これは香りじゃなくて『タラシの匂い』だって」 「なっ……、立花さん、何を言うんですか!」 「何って、だってそう言ってたじゃない」 それは……。 しかし、言いかけた那々の言葉を、朝比奈が思い切り遮った。 「それだよ!」 いきなり目の前で指を差され、那々は、一瞬キョトンとした。 しかし、 「それ貰った。うん、それで行こう」
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