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「誰の子でもねぇよ、そもそも女より剣一筋だから」
つまり、早い話が誰とも付き合えないから、剣に逃げたとゆう事だ。
「んでぇ?じっすわぁい、どぉぬわぁぬをぉかぬわぁ?」
今度はターゲットは青年である、ウザさが滲み出る顔面にワンパン決めたくなったが堪えると、追い打ちをかけて来る。
「しくわぁとぉわぁ、よぉくぅぬわぁいとぅをおむぅおうぬわぁおじすわぁん」
もはや理解不能の言語と顔のおじさんに顔面に拳が当たる。
「ぶるぅぅぁぁぁぁぁ!?」
横回転して吹き飛んでいく、その回転してる最中でさえウザい顔をしていた、ウザい顔が回転である。
青年は心底嫌な顔をした。
「あ、あぁ、気持ちはすっげぇ分かるけど、暴力はギルド内では禁止行為だから次から気をつけるように」
あぁあ、またあいつやられたよ、と言いたげな顔で倒れてるおじさんに、哀れな目を送った。
「まぁいっか、んじゃ受付行こうか」
何気にひどい種蒔き仁である。
今度は横槍が入る事なく受付についた。
「あれ?仁さんじゃないですか、今日はどういったご用件ですか?」
受付の女性はケバかった、もはやパンダ、いや化け物レベルである。
「いや、今回は俺じゃなくてこいつだ、こいつのギルドカードを作ってやってほしい」
「この方のですね、わかりました、ではこの用紙の記入をお願いしますね」
紙を見てみると。
名前
年齢
Level
出身地
使用属性
魔力量
さっぱりである。
何も書けないことで、青年は自分が記憶喪失だと知った。
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