結髪

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「都合の良い事をペラペラと言いおって。まぁ良かろう。丁度身体にガタが来てた頃だし。ほれ。」 店主がそれを客に手渡した。客は受け取ると、いとおしそうにその顔を撫でた。 その手には痛々しいベルトの痕があり、それは ・・・ 客の首にもくっきりと残っていた。 客はニタリと笑みを浮かべ、言う。 「あぁ……愛しい義弟…… これからはずっと一緒よ。 貴方と私は 結ばれているのだから。」
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