~epilogue~

1/1
前へ
/16ページ
次へ

~epilogue~

川辺に一人、老人が立っていた。 その老人は何かを探している様だった。 「おっ。」 1ヶ所、すすきや草が生い茂った所があり、そこに何かを感じたのか、老人はそれらを掻き分け、奥へ奥へと進む。 「こんなとこに居たのかい。」 それを見つめながら、呆れた顔で老人はそう言い、地面にしゃがみ、 地面に落ちている、何やら黒い紐のような物を手に取った。 そしてそれに向かって老人は言った。 「仕方ないねぇ。 ちゃんと結んであげるよ。」と。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加