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やっと未来からラインの返信が来たのは、次の日の朝だった。
『じゅんじゅん、ごめんなさい。未来、他に好きな人、出来たの。もう連絡してこないで』
そっけない内容の文面。
「ははっ」
乾いた笑いだけがカーテンを閉めた薄暗い部屋の中に響いた。
5
「顔色悪いな。死ぬのか?」
什器をを置いている倉庫で作業をしていると、たまたま内野が通りかかった。同じ倉庫内には書籍を取次先に返却する作業場所もあり、1階2階のスタッフが1日でもっとも顔を合わせる頻度が高い。
「内野さん・・・」
力なく、内野を見返す。
「ゾンビみてーな顔してんな」
淳はそんなに顔色が悪いのかと、俯いた。
「すいません」
「相変わらず、辛気くせー」
何も返せなくて、淳はもう一度「すいません」と言った。内野は肩を竦めて、いなくなった。
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