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「相沢ってバカだけど運は良いよな。まじで、頭は救えないけど。あいつが課題やってこなかった日に限って休講になったり、偶然行った店で閉店セールだったり……」
「あー。わかるわかる。無駄に引きもいいよねぇ。アトラクションとか、待ち列とかさー。圭ちゃんが並んだ方があとから空いてきてラッキー!みたいな事あるし。その運少しは勉強にもいかせればいいのにねー。あ、でもそれだと最早圭ちゃんじゃないか。バカを取ったら圭ちゃん、何も残んないだろうし。それまで無くなったら可哀想だよねぇ」
「俺、あいつに考査で点数で1つでも抜かれたら今までの人生に対して自信損失する。確実に。まあ、地球が宇宙に存在して太陽系のなかにある限りありえないだろうけど」
「あははー。まあ普通に考えてありえないから安心。安心」
「盛り上がっているところ大変申し訳ないですけど。……ねぇ、俺そろそろキレてもいいかな?ねえ!?」
「ん?どうぞ?正論言ってただけだし」
「あ、圭ちゃん居たんだー。やっほー」
「ぐっ…。俺の心が広いことに感謝しやがれ!ばかやろー!」
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