60人が本棚に入れています
本棚に追加
女の子の店員が寄ってきて
「ありがとうございました!」
「御仕事をしたまでです
礼には及びません
涼風愛(すずかぜまな)さん」
黒いショートヘアの女の子は黒渕眼鏡を押さえながら
180センチはあろうかと
長身な男を下から見上げると
端正な顔立ちで
二重瞼の瞳に見つめられていた
サラサラヘアの黒髪から少し良い匂いがした
男は天使の微笑みを浮かべながら
「はじめまして
本部直属店員
如月護(きさらぎまもる)と申します
本日より御世話になります
宜しくお願い致します」
自己紹介すると
「は?はい!!こちらこそ
宜しくお願い致します!!」
愛は初めて心臓が爆発しそうな思いをした
「大丈夫ですか?お顔が赤いですよ」
心配そうに覗き込む護に
「だ、大丈夫です!!」
「そうですか…それでは
レジをお願いいたします」
最初のコメントを投稿しよう!