2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
「わからない…あの雷が俺達目掛けて落ちてきたのまでしか記憶にない…」
「僕も…そこまでしか覚えてない…」
二人はしばらく沈黙を続けた。
-ァ…ギ…-
「「!!?」」
校内から何か聞こえた2人は顔を見合わせた。
「まだ学校内に人がいる!行くぞ沙神谷!」
「う、うん!」
------------------
2人が校内に入るとそこには生徒や教員らが無数に倒れておりやはり、静けさしか残らない。涼真が先頭になり校内を見渡す。
「っひでぇな…生きてる奴本当にいねぇのかよ」
「僕達夢でも見てるのかな?」
「2人揃って同じ夢?しかもお前なんかと!ないない!」
話をして行く中歩いてきた後ろの方からガタッと言う音を聞き2人はそっちを向いた
「誰かいるのか?」
「あ、危ないよ華原君!」
先々行く涼真をしゅんは止めようとするが聞き入れず一緒に向かう
「怖いなら来るなよ沙神谷」
「ひ、一人になった方怖いよ」
物音が聞こえる教室に辿り着くと2人はそっと教室を覗いた。そこには━━
『グッチャグッチャ…クッチャ…』
「「!!!!??」」
そこには真っ黒な毛むくじゃらな男の人間三人分以上ある巨大なこの世のモノとは思えない怪物と呼ぶにふさわしいモノが人間をバリバリ食べていた。それを目撃した2人はすぐさま顔を引っ込めた
「なっ…何だよあれっ!?」
「っゆ、夢だよ、やっぱり夢じゃなきゃおかしいよ!」
2人は顔を見合わせ小声で話す
「とにかくここは危ない!逃げるぞ沙神谷!」
「う、うん!」
2人が教室の前から逃げ出そうとした瞬間━━
最初のコメントを投稿しよう!