出逢い

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ニヤニヤしながら私を軽く睨む 「なぁに、自分だって女子高生の時は、って思い出していたんじゃないの?」 立道主任が私の肩に手を乗せる 主任は170㎝、八頭身の身を 158㎝の標準サイズの私に体重を乗せるものだから 思い出しちゃったじゃないですか… 「私にも在りましたよ…あんな時が…」 つい口にだしてしまった 「…なんか、暗いなぁ… これから力仕事が待ってるって言うのに、 さっ!今度ユックリと聞かせて貰うから下北の現場に行くわよ!」 ”いや…別に話すことないんですけど…” 「ん?なんか言った?」 チャラチャラと車のKeyを私に差し出すと 「今夜はstardustに行くよ!」 楽しそうに助手席に座った立道主任に ため息吐いてから後に続いた 目指すは下北沢の小劇場 其所の照明器具の搬入で今日の仕事はお仕舞いだ そのまま stardustに向かう
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