事情

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扉を開け仁王立ちする3人 扉を見つめ呆然とする3人 沈黙が続く… 沈黙を破ったのは漫画研究会部長 町野悠だった 「あっあの…どういうことですかね? バンド組むなんて」 それに答えたのは軽音楽部部長 金堂颯 「漫画研究会は2年生3人。来年1年生が3人以上入らないと廃部なの知ってるだろ」 「はあ。」 部活及び研究会には3人以上入ってないと廃部になってしまう 「俺らも同じなんだよ。2年生3人」 「それとバンドを組むって言うのはどう繋がるんです…?」 尋ねると金堂はため息をついた。 「お前なぁ。察しろよ!宣伝だよせ、ん、で、ん!軽音楽部と漫画研究会でバンド組んで文化祭にでんだよ!そしたら漫画研究会と軽音楽部の宣伝になるだろうが」 「い、いや、それって軽音楽部の宣伝にしかならないんじゃ」 「大丈夫だよ!ちゃんと漫画研究会の宣伝もするって!廃部になりそうなんだって説明してさ」 金堂は説明するが町野には理解出来なかった。 文化祭では軽音楽部が体育館のステージで演奏する時間が毎年もうけられている だから軽音楽部が宣伝する時間は充分あるはずなのだ だから漫画研究会を誘う理由がわからない
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