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二時間目の休み時間、次は小テストのために一部の人たちは勉強をしていた
「なー美桜、これなんだっけ?」
『これはね・・・』
私は陵に教えながら勉強をしていると真剣な顔をして私のことを見ている
いつもの少し陽気な陵はどこかに消えていた
『なに?どうしたの?』
「お前さ、佐伯となんかあったのか」
『ん・・・』
「もしかして別れたのか」
『・・・実はこの間・・・』
「もし辛かったら俺のとこにこいよ」
『ははっ、ありがとう。頼もしいね』
余計な詮索をしないとこが、陵なりの優しさなのかもしれない
今は透と別れてから時間が経っているので、自分の心に整理はついてきていた頃だった
「俺はずっとお前と一緒だからな」
『フフッ、幼馴染みだもんね私たち』
「幼馴染み・・・」
『どうしたの?』
「いや、なんでもない。それより続きしようぜ」
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