愛嘘2-6 寝ても覚めても

寝ても覚めても

──こんなの、

他の女の子に
あげられるわけ

ないじゃない。

いつか終わるものに
向かって
走っていくのって、

愚か者の
することなのかな。

判らない。

感情的になることを
避けて通ってきた
あたしには、

正しい対処が判らない。

ただ、

蛍太から滴る甘さに

どうしようもなく
みじめに縋るだけ。

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