寝ても覚めても

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  「……ふ、 今、 軽くいったよね? ……きゅんってして、 指、 放してくれない……」 「やっ、だぁ……」 「やじゃないよ。 莉々、もっと呼んで。 ……可愛いよ」 「けーた、けーた……!」 蛍太との深く確かな コミュニケーションって、 これだけなのかな。 エッチなことして、 一瞬の快楽に 溶け合って。 ……飽きたら、 さよならして。 やだ。 他の女の子達と 同じになるのは、やだ。 それでも、 この腕にこうして 甘えて縋るのを、 もうやめられそうにはない。 知ってしまったから。 蛍太がどんなに熱く、 激しく、 甘く あたしを抱くか。 .
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