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物騒な返事をされる。
バックミラー越しに
蛍太の顔を見ると、
完全に開き直った目で
あたしを見ていた。
「今、
蛍太生きてるよね。
生きてるどころか
許してもらって、
ありがたいとは思わない？」
「ありがたい！
でも、
莉々は俺のだ！」
心を込めて言われたのが
判ったので、
なんかきゅんと
してしまう。
けど、ここは心を
鬼にしなければ。
“いいか、謝らせろよ。
でないといいようにされんぞ”
拓海さんは
本当にいい助言を
くれた。
これは今後の
あたし達の関係を
決定する話し合いだ。
心の真ん中に
恋とか愛を撃ち込まれて、
その欲望の通りに
甘くしていては
いずれ痛い目を見る。
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