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あたしはずっと
蛍太と一緒にいたい。
どろどろに甘くて
ずぶずぶなのがいいけど、
大人の男と女は
どろどろやずぶずぶだけじゃ
だめなんだ。
「蛍太の
パートナーではいたいけど、
所有物になるのはやだ」
「パートナー」
その響きが
気に入ったのか、
バックミラーの中の
蛍太の顔が嬉しそうに
ゆるんだのが見える。
その笑顔が
本当に可愛いから、
なんでも
許しちゃいたいんだけど。
「あのね、
蛍太が色んなこと見てて、
考えてるのは判ってるよ。
だけど、
そこにもうひとつ
加えて欲しいの」
「これ以上俺に
なにを要求するってのー」
「人の気持ちを
決めつけないで、
尊重して欲しい」
「……してるよ、尊重」
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