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思わず
白瀬さんの顔を見ると、
「……どうでしょう?」と
首を傾げられた。
どうでしょう、
なんて謙虚そうなことを
言いながら、
彼女の目は
すでに確信している。
あたしが
納得するしかないと
いうことを。
「……す、すごいですね。
こんなにアップで
撮られたの、
久しぶりなんですけど……」
続きは
思わず口ごもってしまう。
「久しぶりだけど、
なに? 莉々」
追い打ちをかけるように、
蛍太は
こっそり小指を繋いだまま
あたしに促した。
「き、
綺麗で
びっくりしました……」
「やったぁ!」
蛍太は自然な仕草で
あたしから手を放し、
両手でガッツポーズを
作って飛び上がる。
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