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週始めの月曜日はいつも憂鬱だ。
けれど、それも出社するまでのこと。
会社に着いてしまえば、流れ作業のように仕事に追われて、一週間が終る。
その繰り返し。
「ショーコさん」
名前を呼ばれて、カタカタとパソコンのキーボードを打つ手が止まる。
「ん、なに?」
顔を上げて美保を見る。
美保は直ぐ傍で、小さなトートーバッグを持って立っていた。
「ランチ行きましょ?」
「え、もうそんな時間?」
あたりを見回せば、みんな席を立ってゾロゾロと事務所を出ていくところだった。
うわ。集中していて全然気付かなかった。
「ちょっと待って」
簡単にデスクを片付けて、バッグを手に席を立った。
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