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胃に消化のいいものを入れると体調も良くなったような気がする。
「ん~、復活」
「それは、よかったです」
「昨夜迷惑をかけたお詫びに、ここはわたしが払うから」
伝票を持って先に席を立つ。
昨夜の焼き鳥屋はワリカンだった。
先輩のわたしが払うつもりでいたのに、頑として新井くんがそれを許さなかったのだ。
「じゃ、ゴチになります」
「ご馳走様でした」
新井くんと美保が声を合わせる。
「たまにはね」
これぐらい、後輩あってのわたしなのだ。
そう、最近つくづく思う。
円滑な人間関係は仕事の肝。
これから、新井くんとも美保とも上手くやっていきたい。
恋なんて、二の次でいい。
今のわたしには、仕事以外に何もないのだから。
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