第1章

4/5
前へ
/5ページ
次へ
「結愛、今日も可愛い! そのワンピめっちゃ似合ってる!」  待ち合わせ場所に行くと、友達が私を見て、いつものように褒めてくれた。 「ほんと? ちょっと丈が短すぎたかな、と思ったんだけど……」 「それくらいが丁度いいよ! ほんと結愛はいいよね。見た目も中身も完璧だし、欠点なんて……」  そんなことないよ。と否定しようとしたら……、 「あ! 一個欠点あった!」  友達が閃いたように言った。 「私の欠点って、なに?」  自分のことを完璧だと思っている訳ではないけれど、そう言われると気になる。 「えっとね、結愛の欠点は……」  友達は半笑いで私に耳打ちをした。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加