第三章 砂漠の薔薇3

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「天然体か…暫し、借りる」  本当に瞬間であった。 政宗は腕を掴まれると、空中へと飛ばされていた。 その空中で、 別の男が政宗をキャッチすると、 飛んできた飛行機の中に入れられていた。 「何だ…」  政宗は、まさか投げられるとは思っていなかった。 しかも、予期できない程の速さであった。 キャッチした方も、素早く、 突然のように飛んできた、 飛行機の操縦の腕も確かであった。 「…一流の仕事屋?」  このスタッフは、ただの傭兵ではない。  この飛行機も然りであった。 ユカラは住居区が狭く、乗り物が発達していない。 飛行機というものは、日常では使用されていなかった。 オウランドに飛行機も持ち込んで、 計画を練っていたのだ。
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