97人が本棚に入れています
本棚に追加
/442ページ
「俺に避けさせろ。全力でいけ」
政宗は、木から降りると、
宝来に蹴りを入れながら、宝来の反撃を避ける。
次の手をかわされた政宗は、
掴まれた腕を反動に空中へと舞いあがる。
そこから体勢を整えて、再び足で攻撃を開始する。
「悪くない。でも、軽い!」
宝来は、政宗の足を掴むと、壁に投げつけていた。
政宗は、空中で体勢を整えると、
壁に着地する。
そこに、すかさず宝来の拳が入っていた。
政宗は、消えると、屋根の上に現れる。
「死角を抜けるのか?」
「そうだ。残像だけ残す」
速い動きに感じるが、トリックも含まれる。
政宗と、宝来が睨み合う。
そこに、のんびりとした歩調で茶屋町が来ていた。
最初のコメントを投稿しよう!