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雄は複数、そして常備存在しているのだから、
雄体の寄生であったことも考えられる。
「外壁在住の若者は全員、身体検査をすべきと、
ユカラに言ってみるか…」
「そうですね」
身体検査で、どう分かるのかは根拠がないが、
少なくとも。目が緑色になっていた場合は保護が必要であった。
ユカラは本当に、
身体検査を行い、有力候補を保護していた。
ユカラからの通信で、
保護したのは雄体であったと連絡があった。
「雌、雄、揃ったわけだ」
ユカラは満足かもしれない。
「メシにするか…」
政宗も宝来も、互いの欠点は分かった。
これ以上の訓練は、無駄な体力の消耗になる。
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