第三章 砂漠の薔薇3

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「そうだな」  政宗は自宅で、夕食とした。 リビングには宝来の部下も揃い、テーブルが不足してきた。 エイタや、ミチルは作業場へ移り、 夕食をとり始める。 「大人は酒の時間」  時宗、真誓を部屋に戻すと、 兵士も含めて酒を飲み始めた。 話題の主は、傭兵のことだった。 かつての教官は強すぎる。  深夜になって、 ユカラから政宗に来て欲しいとの依頼があった。 まだリビングで寛いでいた政宗が、出かけようとすると、 当然のように宝来が立ち上がった。 「ユカラに行くから、護衛はいいよ…」 「ユカラに通信して、許可を取れ」  宝来は、行く気であった。 政宗がユカラに連絡すると、 護衛を頼んでいたのはユカラであったので、 仕方なく許可が出た。
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