序章

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ミラージュの魔法で瞬く間に減る魔王軍を見ながらショウは召還した槍を手にしながら呟く… 「ハッハー!やっぱり、ミラージュの魔法は見てて面白いな!」 「ぬふふ~♪褒めるな褒めるな~♪惚れるな惚れるな~♪」 「いや、惚れはしねぇよ」 「んがっ!?返答が早いわ!」 「うるさいわ、俺が惚れんのは強くて美しくてスタイルのいい女だけだ」 「んにゃにゃ…この戦争が終わったら覚えとけ!雷属性第六階位魔法 《雷撃王の槍舞踏》!」 …多少の口喧嘩もあったが、巨大な槍の形をした雷が数十本巨大な魔族の元に飛んでいくが… 「《マジックリフレクター》」 『はえっ!?』 …対魔法反射の術式によって、跳ね返ってくる…まったくの無警戒だった英雄達は… 『殺す気かロリババア!!』 死ぬ気で反射された魔法を避ける… 「いや、何体かはいるじゃろ!?」 「ったく使えないロリババアね…色々イライラしてきた…あのデカブツを殺せばいいのね?」 …【憤怒のサディスト】【魔弾爆殺】リリス・ネイトカーナが銃を構えると…先程の魔族に向かって撃ち放つ… …対魔法反射は魔法関係は全て反射する…魔弾を操る彼女にとって相性最悪とも取れるのだが… 「…派手に爆死しな」 対魔法反射の術式を貫き魔族に弾が当り大爆発を起こす… …彼女の魔力【性質変化】は直前で魔力や物質の性質を変えられる…魔法の属性を変えることも魔弾を普通の弾に変えることも出来る彼女にとって… 「…私の前に三秒もいて生きて帰れるなんて思ってんなら…さっさと死んどきなさいよ!屑ども!!」 …どんな敵も関係無い… …彼女は笑う…怒りに身を任せる様に目の前の全てを撃ち殺し続けるために…
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