私に幸せをくれたあなたへ ～2015～

2015夏

7月なのに、朝はまだ涼しい。

まぁ、まだ早い時間だもんね。

朝の気持ちいい光を浴びながら駅まで歩いていると、横を女子高生が数人、自転車で通りすぎて行く。
何かのラケットが鞄から覗いて、朝練に向かってるんだとわかる。

彼女たちの楽しそうな様子を見ると、こっちまでなんだか幸せな気分になってくる。

今、私が幸せでない訳ではないが、10代のあの頃は全てのことが楽しくて、刺激的で、若さゆえの自信とパワーもあって…たぶん高校～大学の時期ってどの年代も敵わないほどの無敵な時間なんだと思う。

貴広や愛梨をはじめ、通り過ぎて行った彼女たちにも一生に少ししかないこの貴重な時間を大事に大事に過ごして欲しいと心から思う。

新幹線のホームに着いて時計を見る。
7:20。

新幹線の到着を知らせるメロディがホームに流れる。
小さい頃、新幹線『ひかり』で博多到着時に車内で流れてた
[do they know its christmas]。
今ではホームで新幹線の到着前に流れる。

少し寂しくも感じるけど、きれいな曲で、私は大好き。

よしっ、今日も頑張ってこよう。