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『ママ、おはよう…。
めちゃ眠いわ~。昨日ね、』
顔は眠そうだけど、口だけは朝からよく動く(^^;
『あ~ちゃん、お喋りよりも髪のブローを早くしないと遅れるよ?』
毎朝、この一声もかけないとダメな娘…。この一言でやっと本格的に起動する。
『あぁ!ヤバッ!
急いでドライヤーしないと、髪がめちゃ跳ねとう!』
やっと洗面台に行く娘。
その間に私も支度。
そして、
『あーちゃん!
ママはもう出るからお兄ちゃんを起こしてきて!』
『はぁい!
お兄ちゃんもさぁ、愛梨みたいに、もっと早く起きればいいのにね。』
『だって、たかちゃんは学校が近いから7時に起きても間に合うんだから。
それなのに明日からたかちゃんには早く起きて、愛梨を起こしてもらうようお願いしてるんだから、そんなこと言わないの。』
『愛梨の目覚まし、音が小さいっちゃんねぇ。』
あれこれと本当によく言葉が出るなぁって関心する(* ̄ー ̄)
『わかったから、早く起こしてきて。
もう、ママは行かないといけないから。』
そう言って、私はスーツケースにロックをかける。
お財布は持った。パソコンも入れた。資料も入れてる。
よし、OK!
もう6:40。
靴を履いていると、貴広が下りてきた。
『母さん、おはよう。
気を付けてな!
あっ、スーツケース外まで持っていってやるよ。』
寝起きのいい貴広はすぐに動く。
すると、
『愛梨が持っていってあげるよ!
お兄ちゃんはご飯食べときっ!』
兄妹でこんなやり取りするなんて、本当にお子ちゃま。見ていていつも笑ってしまう。
『二人ともありがとう。
じゃあ、あ~ちゃん、荷物は重いけど大丈夫?』
『うん。
こんなの、愛梨にかかったら何でもないよ。』
と、自信満々で答える娘にまた笑えてくる。
『あ~ちゃん、ありがとう♪
じゃあ、行ってくるね!』
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