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「けっこう殺風景なんだな。
女子の部屋ってもっとこう、
フリルとか人形とか有るのかと思ってた」
「悪かったわね、女の子っぽく無くて」
慶吾は私の言葉に何も答えない。
だいたいいつもそうだ。
先生の質問にさえ気が向かなければ答えない事もある。
だが成績はいつもトップだ。
この3年間、ただの一度もその座から降りた事はない。
他の男子がチャラチャラと子供っぽい事をする中で一人だけ異彩を放つ。
寡黙でスポーツも万能だ。
学校中の女子の憧れの的だった。
「ねえ、見舞いって手ぶらで?」
「あっ、気が付かなかった。
何がいい?買って来るよ」
立ち上がろうとする慶吾を引き止める。
「いいわよ。
どうせ仮病だもん」
「やっぱりな・・
何かあったのか?」
生理になったとは言えない。
しかも初めてだなんて・・
「何も無いわよ」
そう答えた。
「誰かに虐められてる・・それは無いか」
「どう言う意味よ」
彼は笑いながら私を見る。
「虐められるより虐めるキャラだろ?
まあ君が虐めるならそれなりの理由位はあるんだろうけど」
そう言って私の顔を覗いた。
急に胸がドキドキと音をたてる。
「なに?これ?」
慶吾がベットに隠した下着を見つけた。
「返して!」
慌てて取り戻そうとする。
彼はふざけて返してくれない。
取り合ううちに二人でベットに倒れ込んだ。
シャツの釦が外れてブラが見える。
しかも胸の上にずれて乳首が見えた。
私は顔を真っ赤にして両手で胸を押さえた。
「気にしなくていいよ。
僕、女に興味無いから・・」
「え?」
「僕、男が好きなんだ」
「ウソ、ホモって事?」
「うん、誰にも言うなよ」
そう言うと、私の後ろに回って手を私の胸に差し入れた。
私の小さな乳房を彼の手が包む。
「こうやって脇の下から肉を持って来るみたいにブラの中にしまうんだ」
そう言って起用に私の胸を整えた。
「シャツ、脱いでみ」
私は彼に言われるままシャツを脱いだ。
「ほら、さっきよりましになったろう?」
左右を見比べる。
確かに違う。
ちゃんとカップの中が乳房で埋る。
「反対の胸もやってみ。
本当は腰を曲げて下を向いてから、今みたいにやるんだけれど・・」
私は彼に教わったとおりに胸をカップの中に押し込んだ。
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