第1章

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 子孫に資源を残すということは、金を残すということです。別に、自分の子供たちに金を残すということではなく、物を買って消費するのではなく、金という形で残すということです。使わないということで、可能性を残すことができます。自分が働いて貯めた金はすべて使わなければいけないということではありません。必要なだけを使い、無駄しないでください。無駄をしなければ、資源が地下に残ります。お金があるから使ってしまおうという発想は、地球を自分たちだけで使ってしまおうという発想と同じです。豊かな地球を残しましょう。資源は、無限に続いていく子孫のために必要です。現代の人類は、あと百年で人類絶滅すると考えているのではないかという勢いで資源を浪費しています。この動きにブレーキを掛けましょう。  経済学者は、金を回すといいますが、金が回った後には、穴だらけの地球が残ります。景気など悪くなってもいいので、必要な時だけ、金を使ってください。金を回さないということを自分の倫理観として確立した方がいいと思います。生かされている人類として、何をすべきか考えてください。
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